遺品、どうする?
頂いたけれども、趣味に合わない物、使わない物、どうされていますか?
今回は遺品についてです。
先日、お身内の方の遺品をいただいて処分できないという方がいらっしゃいました。
頂いた物はお洋服とアクセサリー類だということ。
天寿を全うされたお年の方の御召し物を40代の方が着るのはかなり難しいですよね。「アクセサリーはいい物なので使っているけど、お洋服はちょっと・・・」ということ。「でもさすがに洋服は趣味が合わなくて・・・」と。
まあ、当たり前ですよね。
なので「アクセサリーは大事に使っているから、お洋服は処分してもいいと思いますよ」と言ったところ「でも遺品を処分するのは悪いかもと・・・」ということ。
そのご家族の関係性にもよるので他人がいろいろというものではないのですが、不要と思われつつ、持っていられてもその物も可哀そうですね。
個人的には、物は処分しても思い出は残ると思っていますので、物は処分して良いと思っています。
ちなみに私のかなり近しい身内がなくなった際には、使える物はすべて他人様に差し上げた後に、残ったものは一定期間を置いてほとんど処分しました。家が狭いから置いておけなかったという理由です。
残りは祖父母の家の押し入れに保管していたところ、既に人が住んでおらずたまに掃除をしに行くという家だったせいでしょう、遺品がカビだらけになって処分せざるを得なかったです。まあしょうがないですね。でも思い出があるので物なんてあってもなくてもいいという結論になりました。
もちろん、人によるし、家族の考え方も違うので一概には言えませんが、私の実家は狭かったので物理的にすべてを持っておくことは難しかったのですね。
「こんなの要らないのに」と思われながら持っているのは自分の精神衛生上も良くないし、亡くなった方もその気持ちは残念に思うのでは。それくらいでしたら、一番お気に入りの物、大事にできる物だけ残して後は丁寧に処分するということも一つの選択肢だと思います。