clean-up’s blog

片付け大好き ミニマリストの部屋を目指しています

親の遺品整理

私の父は、還暦を迎える前に病気でなくなりました。

それまで身近には、天寿を全うするという年齢でしか亡くなる親戚はいなかったので、人ってこんな年齢で死ぬのか・・・と思ったものです。

ある日突然倒れて、そのまま亡くなったので、本人も自分がこんな年齢で死ぬとは思ってもみなかったはずなので、当然私物はそのままです。

 

決して物は多くはないほうだったと思いますが、その時のことを書いていきます。

 

父親が亡くなり、葬式も済んだころに母親が「お父さんの物を処分しようか」と言い出したんですね。それは「ちょっと待て」と止めました。「もし、万が一このことが親戚にばれたら面倒だから49日までは待つ方がいい」と。ちなみに夫婦仲はそれなりにいい方だったと思うので、母の性格ですね。

 

ある女性は「主人の物をいつまでも大事にしたいから、そのままにしてるの」と、亡くなったご主人の遺品をずっと大事に持っている人もいるのも知っているので、世の中の妻というのもいろいろだなと思ったんですね。

 

そんなこんなで、まずは処分する物と形見分けとしてもらってもらえる新品の物、状態の良い物を分けておき、すぐに渡せるように準備しておきました。

 

49日も過ぎてから処分する物は処分し、差し上げる物は差し上げました。親戚には「早いんじゃないの?」みたいなことを言う人もいましたが母は一貫して「使ってもらえたほうが本人も嬉しいと思うから」で通していました。

 

改めて調べてみると、遺品整理を葬儀中から行う方もいるようで、特に決まりはないようですね。

 

これは取っておいてもいいかもねというのを仕事の鞄一つに収めて、祖父母宅の押し入れに入れて保管しておきました。

 

今、考えてもいろんな勢いで遺品整理をしたのは良かったなと思っています。何よりも使ってもらえる物が無駄にならなかったことが良かったです。

 

もちろん、気持ちの整理があるので、それが出来ていない方は出来てからで良いと思います。

私たちは、物はなくても思い出があるからと遺品整理も特にこだわりなくできました。

 

生前整理を本人ができればベストですが、そうはいかない場合もあります。ある程度の年齢になったら物は片づけておく方がいいですね。

それができない場合は、お金を準備しておく。

物を捨てるにもお金がかかる時代です。それだけでも理解しておいてもらうといいかと思います。