「不安」を少なくすることが片付けにつながる
「不安症の人は物を多く持つ傾向にある」そうです。
万が一に事態に備えて物を多く持っておかないと不安だからですね。
万が一というのは、現実にまだやってきていない不安のことで、90%以上の確率でほぼやってこない事柄です。
ただ、100%ではないので、数年に1度偶然起こった出来事をいつも起こっているかのように話したりもします。
さて、この不安症というのは私はあまりないのですが、一つの要因としては、もともと白黒はっきりとつけたい性格があるからです。これはこれで問題ありなので、現在改善中ですが。
例えば、食の安全に不安を感じていたとします。
添加物は不安ですよね?農家の人が使う農薬もダメだし、牛さんや豚さんが食べる飼料も無添加の物にこだわらないといけません、いや、そもそも土壌は本当に安全でしょうか?雨は?いろんな化学物質が含まれていますよね。
こんなことを考えると食べる物も飲み物も、空気ですら不安でしかありません。
産業革命以降、本当の意味での安心な食べ物はないのかもしれないと思っていて、ここまで考えると、今の自分によりベターな選択をするかということになります。
不安の内容を極端に考えると、だいたいの場合、より良い選択をすることがベストだという結論に概ねなります。心配する時間より、自分にとってより良い生活にしていく時間に当てた方が今の生活がより良くなると思っています。
不安が原因で家が物であふれていて生活しにくいというのと、より良い選択をして、暮らしやすくするのとどちらが良いでしょうか?
もちろん、自分が納得して行わないと、「やっぱり物を捨てたけど、必要だった」ということが起きます。
もし、少しでも今の部屋を変えたいなと思われたら、複数同じ物があるのに全く使っていない何か1つだけ処分してみるというのがお勧めです。